朝ぼらけ第81号 (平成14年5月1日)---三浦元君投稿

  同好会が好発進

高11回 三浦 元

(関西福中福高同窓会)

「アンチゴルフ族」の結集を図ったわけではありません。 しかし会員集めに苦慮し、ゴルフ以外の同好会を発足させた次第です。 ゴルフの「ドンタク会」は修猷館との対抗試合など華々しくやってあり、大いに結構です。 一方で私などのようにどうも性に合わない人間も多いようです。 さらに、年一回の総会だけでは、活性化に限界があるようです。 そこで、でてきたのがアウトドアです。
「歩こう会」・「山野草の会」・「探鳥会」
の三つが昨年11月より始動しました。 これまでのところ三回実施され、この後も毎月企画されています。

第一回は、大阪南東部の葛城山山麓。西行墳基の名刹、広川寺周辺です。 図鑑片手に紅葉の山路を鳥や草花をあれだこれだと同定します。 探鳥(バードウオッチング)は高6回の松岡幹郎氏が専門です。 遥か市街地を遠望する木立で、森林浴の昼食。ビールが殊の外美味い。 広川寺の西行記念館で、しばし古典文学の世界にひたる。 回廊から眺める錦秋の枯山水の庭園は京都の名園にも優る。 最後は天王寺の居酒屋でじっくり反省会。

第二回目は、奈良平城京跡の広大な原野での探鳥会。 めったにいないという珍鳥もじっくり観察。 巨大な朱雀門をながめながらの昼食放談。 宮様ゆかりの秋篠寺にも寄り堂々たる仏像群を拝観。

第三回目は、楠正成公出生の地千里赤坂村から金剛山へ。 この山は冬の方が人気があり、登山者数は富士山に次日本第二位とか。 今年も雪がタップリ。バス降りてすぐから、慣れないアイゼンつけての雪中行軍。初めての人もあり、にぎやかに難航苦行。 ようよう辿り着いた山頂近くの雪原のキャンプ場で昼食。苦労して持ち上げた肉や野菜で豪華な鍋料理に舌つづみ。 ブランデーのオンザスノーも。

二回目から福岡県人会と合同でやっている。事務局長の竹鼻氏が熱心。明善、城南などの昔の女子高生も賑やかに参加。 県人会の旗を見て方々で声を掛けられる。人の輪が拡がって楽しみです。PRが問題です。 昨秋からの同窓会のホームページだけでは不十分です。県人会に倣って毎日新聞のミニコミ欄にものせてもらうことにしました。 他の新聞も当たります。