ピーナッツもやしを知るためのもやしの秘密


ピーナッツもやし(ピーナッツスプラウト)を知るには、まずは「もやし」から! もやしは安いといっても バカにできない栄養の宝庫。想像以上の本当の姿をご紹介します。

もやしの秘密【第1章〜第5章】

第1章

発芽はすごい!!

発芽という1つの現象の中で栄養成分を分解消化吸収して、もやしは小さいながらパワー溢れる 化学工場』
新大陸を発見したキャプテン・クックは、長い航海で野菜が食べられず、次々と船員が病気になるのを見て、船の中で もやしを育て、治療に充てたと言われています。
『もやしには分解酵素が多く含まれている。その分解酵素の力によってタンパク質を低分子化させている。』
豆の状態はいわば貯蔵庫。成長に必要なタンパク質などの栄養がぎっしり詰まっています。
そこに水と適度な温度が加わると発芽が始まります。するとそれまで抑えられていたタンパク質分解酵素プロテアーゼの 働きが活発になり、タンパク質を分解。 アミノ酸やアミノ酸の結合体ペプチドなどに分解します。
豆の部分でタンパク質が分解され、できたアミノ酸やペプチドは、一旦、胚軸の付け根に集められます。 そこから胚軸全体、根、そして最後に葉へと運ばれ成長に使われるのです。こうして7日で分解はほぼ完了!もやしの タンパク質が減っていたのは、タンパク質がアミノ酸やペプチドなどに変化していたため。

第2章

肝臓の救世主

そのアミノ酸といえば健康面で、一時期注目を浴びた存在(燃焼系)。分解によってできた もやしのアミノ酸は、

必須アミノ酸
  ............................豆.........もやし
........イソロイシン...230........360
........ロイシン..........360........590
........リジン..............270........480
........メチオニン....... 64.........112
........フェニルアラニン250.....400
........スレオニン......180........280
........トリプトファン....73.........98
........バリン.............260........360
........ヒスチジン......140........220........原料豆20gとして

何と人間の身体で合成することのできない必須アミノ酸が、健康優良食といわれる豆類よりも大幅に増えています。

そして、γ-GTPにも効果が、

γ-GTP
γ-GTPは肝細胞の中にある酵素で、アルコールなどで細胞が傷つけられると、血中に流れ出て来ます。必須アミノ酸に より肝臓の細胞が回復し、血中のγ-GTPが減ることが報告されている。

『健康な肝臓細胞には必要な必須アミノ酸を補給したそれによって肝臓の機能を回復。さらにバリンという必須アミノ酸が 肝臓の細胞を再生する作用があると最近の研究で報告されている』
報告例:>動物を使った実験で肝臓を70%切除し、そこにバリンを与えたところ、肝細胞の再生が促進された。
『もやしは発芽する過程でタンパク質がアミノ酸やペプチドに分解されているので吸収効率が良いといえる』

第3章

サプリメント

タンパク質が分解されているもやしは、いわばサプリメント。吸収効率をよくするもう一つの 秘密が・・・

サプリメント
もやしがタンパク質を細かく分解できたのは、ある物質が減少していたため。それがプロテアーゼの働きを邪魔していた 酵素阻害剤インヒビター。
豆の状態ではこのインヒビターが存在したしたままなのて1度加熱をしてインヒビターを減少させなければないけません。 ところが加熱をすると効力の強いプロテアーゼまで減少。
今度は、人間の胃や小腸にあるプロテアーゼを使って分解しなければなりませんが、豆の中にあるプロテアーゼ程の効力は なく、全てが分解できるとも限らないのです。アミノ酸サプリメントであるもやしとの吸収効率の差は歴然。 発芽の時にインヒビターがなくなるから分解も進む。それによってアミノ酸の吸収率もアップするということ。

ペプチド
見事健康効果が確認されたもやし!でもここまでは分解によって出来るペプチドについては未だ解明されていないのです。
※ペプチドといえば、他の植物の中には驚くべき健康効果のあるものが存在しています。今後の研究が待たれます。

第4章

オリゴ糖

1食分のオリゴ糖含有量(g)

.....品名....................オリゴ糖
もやし(1/2袋)...............1.0
タマネギ(1/4本) ..........2.8
ゴボウ(g).....................1.8
大豆もやし(100g).......0.68
大豆(20g)...................0.28
きな粉(大さじ1)...........0.16
ハチミツ(大さじ1)........0.01

もやしには、オリゴ糖がたくさん含まれています。1食分のオリゴ糖含有量を比較すると、タマネギやゴボウには及ばない もののもやしにはかなりの量のオリゴ糖が含まれています。
調理することで甘味のでる、カボチャやサツマイモ、ニンジンにはオリゴ糖がほとんど含まれていない。
オリゴ糖とは、糖が2個から数10個結合したもので、腸内のビフィズス菌の餌になり、ビフィズス菌を増やす働きを 持っています。その結果、腸内環境を良くし、身体に様々な健康効果をもたらしてくれます。
しかし、一概にオリゴ糖といっても、その全てがビフィズス菌を増やしてくれるとは限らないのです。 実は糖が何個結合しているかによって、腸内ビフィズス菌の増殖活性が変わるという事実が!
それでは、もやしに含まれるオリゴ糖は、一体何個糖が結合したものなのか?
もやしのオリゴ糖の中でも、かなりの割合を占めていたのが、糖が3個結合したタイプのものだと分かりました。
オリゴ糖の中でも。糖が3つくっついたのが一番。糖が2個結合したタイプのオリゴ糖は、ビフィズス菌の増殖活性自体は 持っていますが、腸に入る前に、体内の消化液によって消滅。逆に糖が数多く結合したタイプのオリゴ糖は、ビフィズス菌が 消化できず、増殖活性もほとんどありません。
糖が3個結合したタイプのオリゴ糖は、体内の消化液にも強く、腸の中でビフィズス菌の餌になりやすいため、このタイプの オリゴ糖が最も、ビフィズス菌の増殖活性を強く持っています。

『もやしにはオリゴ糖の他に食物繊維も含まれているので、ダブル効果でビフィズス菌の増殖腸内環境が改善される』
もやしに含まれる不溶性の食物繊維は、腸の壁に取り付いた老廃物などを取り込みつつ、腸を刺激し排泄を施します。 また、腸で分解されにくいので、腸に長く留まって、腐敗便も排泄してくれるのです。
もやしでビフィズス菌が増えるのは、オリゴ糖と不溶性食物繊維のダブル効果。腸内環境が良くなる事で、便秘や下痢、 肌荒れの改善や風邪など、様々な病気の予防にももやしが役立ちそうです。
オリゴ糖と不溶性食物繊維のダブルパワーで、もやしは身体に様々な効果をもたらしてくれる健康食品なのです。

第5章

保存方法

もやしは短命で賞味期限が短いのです。もやしは購入したら、その日のうちに食べるのが一番。 どうしても保存する時は、ビニール袋に入れ、しっかり結び冷蔵庫へ。最低でも10日以内に食べましょう!
(一度茹でてから、冷凍保存すると2〜3ヶ月は大丈夫です。)
基本的にもやしは、製造過程で何度も水洗いしているので、家ではかるく洗浄する程度でOK。
ビタミンCは根っこにも多く含まれています。ビタミンCを無駄にするだけでなく、切ったところから他の栄養分も 流れ出てしまいますので、根っこは、そのまま使うのが一番。
ちなみにピーナッツもやしは、薄皮と根っこにレスベラトロールがたっぷり。市販のピーナッツもやしには薄皮が 付いていないものが多いので、根っこはぜひとも食べたいものですね。(食味はいまいちだけど・・・天ぷらが オススメかな・・・)


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