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Mille Fleur Flower Design 通信 vol1. June バラ園の花も終わり、夏への序曲がもう始まっています。 お花好きの方でしょう、いつもこのチラシ手に取りお読み頂きありがとうございます。 今回から通信の形で楽しんでいただこうと思います。電車の中ででも読んでいただき そしてより身近に感じていただけたら嬉しいです。 これから梅雨を迎えようとする今、青色のお花が店頭にいっぱい並んでますね。 あじさいはもちろんのこと、トラの尾、ねぎぼうず、テッセン、和風なのガ、心地 いいです。 当教室では季節のお花をふんだんに使ってますので、1年を通して四季の流れ が感じられます。 切花も一週間一週間、顔ぶれを替えて並びますので、出番の 短い花ですとまた1年待たなければなりません。 まさに一期一会ですから、 生ける側も毎回真剣勝負です。 初めてなので、心配で… とよくお電話いただくのですが、まずは案ずるより 産むが易し・・です。 同じ種類のお花でも月によって、産地によって、大きさも 色も形も微妙に違った表情を見せてくれます。ですから、うちでは決して、 法則的な生け方はしません。より高度な次元でどんなときにも対応できるような 見極める目を養うマンツーマンでのレッスンを心がけています。 お花の生け方 Part.1 アレンジをきれいに見せるために、まずは緑、つまり葉をよく見ることです。 すっきりと花が目に写るアレンジは必ず葉が生理整頓されて生けられていることに 気付くはずです。どうしてもはじめは茎の上についている花の部分にだけ、心奪わ れがちですが、我の強い花首だけが盛られているいけ方ではどんなに息苦しい、圧迫 感を覚えることでしょうか? また不自然に思えるはずです。 決して自ら目立つこと はありませんが、絵画でいう、高価な額縁の役目を葉のグリーンは果たしていることに お気づきになりましたでしょうか? 葉ものを敢えて買う必要はありません。今まで 切り捨てていた、生ごみと化しかけていた、茎の部分をどうぞ見なおしてみてください。 きっと有効利用ができるはずです。 生けるのが上手、下手は実は切りくずの内容 を見れば分かってくるのです。切られてしまった花に、自分の魂を吹き込むつもりで 試みると自ずとその人なりの花が再生されるはずです。 グリーンも形状色味で、2種類以上使用すると、全体の深みがぐっとたかまり 、 奥行深いものとなります。 |
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