ソウル国際マラソン(韓国)
初マラソンで第87回ソウル国際マラソンに出走しました。
レースの2日前にソウル入り。レース前日にEXPO会場内の日本事務局でゼッケン、計測チップ、参加賞を受け取った。参加賞のランニングシャツには、ソウル国際マラソンのロゴが入っていなくてちょっと拍子抜け(ちなみにゴール後に貰えるフィニッシャーズタオルも無かった)。こうなったら意地でも完走してフィニッシャーズメダルをゲットしなければと気合が入った。EXPO会場自体は行ったことがないのでよく分らないが、少し寂しい感じ?記念写真を撮るエリアがあったので、そこだけ立ち寄って早々に会場を後にした。
※街にはソウル国際マラソン開催を知らせる横断幕が
レース当日は、4:30起床。ソウルに発つ前夜があまり寝られず、ソウルに入ってからもいつもの癖で歩き回ったせいで疲労困憊。それが効を奏したのか19:30に就寝し、9時間も爆睡してしまった。睡眠は十二分である。6:10にホテルを出発し、6:40にスタート地点に到着。ソウル国際マラソンではスタート直前まで着ていた防寒着を恵まれない人に寄付するというシステムがあり、家族に評判の悪かったドイツ軍のジャンパーを着てスタート地点で待機。氷点下まではいっていないが、想像していたよりも寒かったので、体を冷やすことなく待つことが出来た。
スタートは一番前のAブロック。日本事務局を通じて申し込むとタイムに関係なくAブロックなのだが、ということは周りは持ちタイムの速い人ばかり、ということもあってかコスプレをしているランナーは全くいない本気モードでした。そうこうするうちにスタート時間が近づいてきた。まず8:00にエリート選手がスタートし、その後に大韓民国の国歌が流れ、8:05にいよいよスタート!転倒したり、突き飛ばされたりしないか心配であったが、スタート付近は5車線くらいある広いコースなので、心配は杞憂に終わり、ストレスもなくスタートすることが出来た。
※スタート地点
スタート後、1km程度で眼の前に南大門が飛び込んできた。一応写真を撮ろうとガラケーを持ってきたのだが、さすがにガラケーの写真機能の性能では上手く撮ることが出来ない。以降、写真は諦めた。ペース的には1km6分を目安にしていたが、最初の1kmは5分50秒、次の1kmが6分12秒、次が5分27秒ということでもう一つペースが掴めない。更に次の3km地点からコース上の表示とGPS時計と早くもズレが出始めてしまい、ちょっとイラつく。Aブロックスタートということでごぼう抜かれ状態だが、無理は禁物、落ち着けと自分に言い聞かせた。
最初の5kmまでは繁華街である明洞付近を折り返すコース。反対側をトップ選手があっという間に駆け抜けていった。速っ!自分はというと、5km地点で30分弱、1km6分前後で徐々にペースが落ち着いてきた。ここで早くも尿意をもよおす。スタート地点で2回も行ったんだけどな。。立ちションしている人も目につくが、折角いいペースになってきたので取りあえず我慢することにした。10km地点も1時間で通過。1km毎のラップタイムは多少凸凹があるものの悪くない。ただここで懸念していた膝がジーンとしてきた。痛みはないが、ちょっと嫌な感じである。迷った末に持ってきたエアサロンパスを12km辺りで両膝に振り掛けた。何とか最後まで持ってくれ〜という感じである。
15km地点も1時間30分で通過。ラップタイムもすっかり落ち着いてきた。沿道の人は繁華街の朝ということもあってそれ程多くはないが、ポイントポイントで応援団がパフォーマンスを繰り広げて楽しませてくれる。天気は晴れだが、そこまで暑くもない。ソウルも大気汚染問題があるようで、薄日みたいな感じである。ちなみに当日の気温は最高16℃、最低2℃だったらしい(ちなみに過去の3/20の平均は最高10℃、最低−1℃とのこと)。東大門を通り過ぎ20kmを通過。ここも通過時間は2時間ピッタリ。いい感じである。ここで給食の名物であるチョコパイを見つけ、パクつく。普段は食べないが、結構美味い。ハーフは2時間6分30秒。このまま行ければ4時間13分だが果たしてどこまで粘れるか?
25km地点を2時間30分で通過。ペースメーカーのようにきっちりペースを刻む。練習では25kmまでしか走っていないので、これ以降は未知の距離である。当初の目論見では、25kmまでは6分ペース、以降の17.195kmは7分ペースで走って、4時間30分が最終的な目標タイムであるが、このまま6分ペースで粘り切れば4時間10分台も夢ではないとテンションが上がる。ただ、27km過ぎくらいからさすがに脚がキツくなってきた。そして、30km手前で大集団に吸収され、あっという間に追い抜かれる。何だ?と思って見ると目標タイム4時間のペースメーカーの集団であった。一般的な市民ランナーの目標はサブ4というが、やっぱり走りが違いますなあ。
※マラソンコース
30km地点を何とか3時間ピッタリで通過。当初の目論見からは5分の貯金が出来たことになるが、ここで立ち止まって一息入れたのが悪かったのか、ここからガクっとペースが落ちた。1kmが7分、更には7分30秒に落ちていく。膝の外側・内側・裏側、脹ら脛、太股、脚の全てが痛く、エアサロンパスを至る所に掛けまくる。スプレーを振り掛けるサービスも所々で見かけたが、そんなものでは間に合わない感じで、エアサロンパスを持ってきたのは大正解だった。これがなければタイムはもっとボロボロだっただろうし、下手したらリタイアしていたかも知れない。
35kmを3時間36分で通過。ペースがガタ落ちし、30km過ぎからは前を向けず、下ばかり向いて走っている状態である。折角25〜30kmで頑張って作った貯金も吐き出し、4時間30分の目標タイムも厳しくなってきた。頭の中で残りの距離を7分30秒ペースだと最終タイムがどうなるか1km通過毎に計算するが、結構ギリギリである。所々立ち止まるも頑張って歩を進め、チャムシル大橋を渡る。すると右手にゴールであるオリンピックスタジアムが姿を見せた。この橋では毎年強風が吹くとのことであったが、今年は無風。平らなコースといい、風といい、気温といい本当に好条件に救われている感じである。
40kmを4時間13分で通過。もう少しだ。本当にキツくて、俺は一体何でこんなことをしているんだ?という疑問が頭に渦巻くが、兎に角、気になるのはタイム。4時間30分を切れるのか?ようやく公園内に入り、オリンピックスタジアムに足を踏み入れる。ここでトラックをほぼ1周である。オリンピックスタジアムのトラックを走れるのは嬉しいが、ゴールまでが遠い。タイムは大丈夫か。あと、日本事務局にゴール前の写真をお願いしており、サングラスを外し、コースの外側を走るが、目の前で細長いタオルみたいなものを両手で掲げてカメラマン達にアピールしまくりのランナーがいて邪魔なことこの上ない。そいつの前に出たいがその力はなく、後ろに下がるとタイムが気になるし、どの人が担当のカメラマンだったのか分らないが、ちゃんと撮影してもらえたか不安である。
※ゴールとなるオリンピックスタジアム
遂に、ゴーーール。手元の時計で4時間29分03秒。目標だった4時間30分を切れたことは素直に嬉しいが、脚がボロボロで、達成感というよりは、終わったというホッとした気持ちが大きい。水を受け取り、結局最後まで我慢したトイレに行き(トイレに行っていたら4時間30分を超えただろうから、我慢して良かった)、サブトラックでバナナやオロナミンC等の捕食を受け取る。記念撮影エリアで写真を撮る人達が列をなしていたが、そんな余裕もなく、ヨロヨロと歩き、計測チップと交換で念願のフィニッシャーズメダルをゲット!そして預けていた荷物を受け取るも着替える元気もなく、そのままの格好でホテルまで帰った。
かくして初マラソンは終わった。日本事務局がしっかりしており、海外特有のストレスを感じることなくレースが出来て感謝です。終わった直後はホッとした気持ちであまり実感も無かったが、メダルを見ているとじわじわと実感が湧いてくるという感じでしょうか。翌日までは本当に酷い筋肉痛でまともに歩けず、もう暫くマラソンはノーサンキューという気持ちであったが、時間が経って脚が癒えてくると、他にどんな海外マラソンがあるかな?と調べている自分がいることに驚きます。近場なら香港?上海?マカオ?台北?どれがいいかな?東京マラソンが当選するまでもう少し続けてみますかね。
※フィニッシャーズメダル