「日本・世界経済について」 伊藤元重(東大教授)
某講演会での要旨(聞きかじりの纏めです、責任校正ではありません)
1.世界経済(物の見方には両面ある)
サブプライム問題が世界を揺るがしている。ただ物事には光と影の2面性がある
株価低下 ⇔ 配当率上昇(日産4%)・・・高収益上げているが、先行き不安
この3年は過去30年の中で最も高い成長率
明るい面
物のグローバル化・・・中国などで生産 → 米国で消費
金のグローバル化・・・海外の金 → 中国に入る
暗い 面
中国・・・需要が追付かないので輸出(高度成長期は赤字が普通)
株は1年で4倍、土地も大幅に上昇し、過熱
米国・・・サブプライム問題、金融機関に大きな負債→経済低迷⇔金利大幅低下
負の連鎖は1年、一進一退この夏頃まで続く、中長期的には強い
異常なこと・・・@不動産バブル、A過剰な消費、B貿易赤字
2.日本経済(大問題、政治もマスコミも)
供給・・・問題ない
需要・・・政府(大幅赤字)、輸出(円安の為)は良いが、家計・企業が悪い
輸出で潤っておるが、国内で好況感がない
内需増が大事・・・医療は大きく増加、住宅を抜本的作り変え
徐々に円高に振れると日本は良くなる、
ただ今の日本は海外から見放されている
3.変動の時代
インフレに気を付けろ!(デフレ化の転換点)・・・分散投資
もう一つの投資・・・自分投資(頭と体)が大事