COLUMN | ||
戦争と平和 | ||
2001.10.1 |
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9月11日とてもショッキングな事件が起きた。もともと社会情勢に疎い僕にとっては今回の中東と米国のことなど全くわからなかった。そんな僕でさえ興味を持たざるを得ない緊迫した状況が世界中に張り詰めている。 自衛隊の問題で揺れ動く中疑問に感じることがある。あのNY事件直後に自衛隊が救助に行けなかったのだろうか。今、救助活動に行くのにも法改正が必要なのだろうか。瓦礫の下には今なお多数の人々が閉じ込められ、その救出には半年以上もかかるとも言われている。救助に失業者を雇用することはできないのだろうか。 たくさんの政治家がTVをみて現場をみて感じることは、戦うことしかないのだろうか。小泉総理はNYの事件現場、5分間で何を感じ取ったのだろうか。米国が正義でテロは本当に悪なのだろうか。報復という名の軍事活動で犯人を燻りだすことができるのだろうか。そして、日本が積極的にテロと戦うと言ってしまっていいのだろうか。いろんなことを考えざるを得ない状況である。米国でチャリティ音楽番組が複数の民法で放送され募金を募った。日本ではテロ報道ばかりでそんなチャリティもゴシップで終わった。もっと考えなくてはならない。 戦争を知らない子供たちという歌があった。知らなくていいじゃないか。反戦の動きは米国でも大きくなってきている。ミュージシャンの中でも佐野元春や坂本龍一など一部のアーティストがHP等で反戦を唱える。先日NYタイムス誌に1Pの白紙に"Imagine all the people living life in peace..."とだけ書いてあったそうだ。これは調査した結果、かのオノ・ヨーコさん掲載の広告であったらしい。時を越えてあの唄に込められた想いをできるだけ多くの人たちで考えなおして欲しいということに他ならない。ここにまた偉大なアーティストの魂が叫んでいる。余談ではあるが、僕は彼と同じ誕生日だ。 被害に遭われた方々には心からお見舞いとご冥福をお祈りしたい。 平和への想いを込めて…
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