2016

双眼望遠鏡の制作

両眼で星を見るためにEMS正立双眼望遠鏡というのがありますが
安価で正立双眼望遠鏡が手作りできないものかと考えて制作してみることにしました。

   
 口径6cmのアクロマート対物レンズと正立プリズムの組み合わせで
制作を始めました。 
  
 ホームセンターで紙筒を購入しレンズとプリズムを仮止めして
見え具合を試しました。なんとかできそう。
  
 ホームセンターで購入した板材で試作
   
左右の鏡筒が同じ方向を向くための工夫
右側は有り合わせの微動雲台で上下左右に調整可能
左の鏡筒はネジを使用し目幅の調整ができる仕組み
を考えてみました。
精度を上げればなんとかなりそう。
   
試作でなんとか目鼻がたちましたので本番制作突入 
   
ネジでレンズの傾きを微調整し光軸を調整しました。 
   
ネジを回すと左側の台が左右に移動し
目幅調整ができます。 
   
鏡筒を乗せ覗いてみました。 
   
 左の写真の中央の遠くに見える塔を覗いてみたのが右側の写真です。
   
 カラーニスで塗装しましたが架台の白とは合わなかったかな?
   
 右側の鏡筒はネジを回すと上下左右に動きますので
左の鏡筒の向きに合わせられます。
左の鏡筒はネジを回すと左右に動き、目幅調整が少しですが
できます。
レンズの口径が6cmなので目幅が6cmより狭い人は
残念ながら合わせられません。
   
 ポルタ経緯台の積載重量は5kgですので重量的には
問題ないのですが左側に偏りすぎているため、
右側にウエイトを兼ねてタブレットを乗せられる
ようにしてみました。
少しは左右の重量バランスが改善されました。
   
 タブレットの同架で星座ソフトが概ね鏡筒が向いている
星空を示すので精度は期待できませんが遊べそうです。
   
10月28日〜30日に愛知県で行われた「双望会」という集いに参加しました。
この集いは全国各地から双眼望遠鏡や大型ドブソニアンなどのオーナーが
参加し、自慢の機材を紹介し合うスターパーティーです。
今年はこの双眼装置を持ち込みました。
立派な機材が林立する会場では風変わりな機材です。
ここ数年は自作の双眼装置を工夫して持ち込むようになりました。
とはいっても定年リタイアの身では金銭的余裕がありませんので
「金をかけない双眼望遠鏡」をテーマにしています。
特別な工具もなく自己流ですが正立双眼望遠鏡ができたことに
大満足しています。