Mille Fleur Flower Design 通信 vol9. MARミルフルール・フラワーデザイン (ブーケ、花の教室) 3月号 春一番が吹き去った後は、ぐっと気温も上がり、 春を身近に感じられる日が多くなります。 この季節は、小さな切花がたくさん出まわります。 ヴィオラや、わすれなぐさ、ムスカリ、スノードロップ、 特に 球根花は全盛期です。 心を奪われる花があったら、迷わず手に取り買ってしまいましょう。 また後で、とのんびり構えていると次に出向いた時には もう巡り合えない可能性が大だからです。 お気に入りのコーヒーカップ、ワイングラス、ボール、 キッチンまわりの食器類や、紅茶の缶、ギフトボックス、 バスケットなどの、雑貨類、目に入るいろいろなものを、 花器にはやがわりさせ、手にした小さな花々をあしらえば 日常のふとした、シーンでほっとする空間を 生み出してくれます。 ベランダガーデンのミントや、アイビーは野放しでも着々と成長してますから、ちょっと摘んでお花と一緒に 生けるといい具合に見栄えがします。 もちろん、ミントやアイビーも摘んだ所からまた芽がでてきますので大丈夫。小さくっても存在感たっぷりの 花力実感です。 レッスンでの作品をお部屋に飾ってみたり、お花を手直ししたり、それはそれで、とても楽しいひとときで、 仕事の疲れも癒され、眺めて無になることで気持ちがリセットされたりしますので、大変有意義なことであります。 そしてこの春、もうワンステップすすめていただくために… 作ったお花をどんどん活用していきましょう。 プライベートでも職場でも、様々な場面でお花は 人間関係の立役者となってますので、積極的に名乗り出て、腕前を披露していただきたいのです。 会社の受付に飾るもよし、お友達にプレゼントするもよし、いつもお世話になってるお店の方に、 お渡ししてもきっと喜ばれることでしょう。 またお花の良いところはさりげなく手渡しできることです。 普通のギフトですとそうはいきません。何の理由もなくいただきものをするということは、訝しい気持 になったり、お返しをしなくては・・などと受取る側の気持ちを重くしたりする惧れもあり、かなり慎重 さが必要です。お花を頂いてどんな方でも喜ばれること、そしてその花は1週間程度で消えて なくなってしまうことで押し付けがましさも残りません。 花選びもお贈りする方のイメージを膨らませ、花のあしらいにもいつも以上に気を配り人に見られる ことによってより慎重になり、その体験の積み重ねが知らず知らずのうちに上達の道へと導かれていきます。 また、お渡しした方からの何気ないコメントがいただけたらたとえその方がお花の経験がない方でも これからの自身のヒントが含まれていることが往々にしてあるものです。 |
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