Mille Fleur Flower Design 通信 vol11. Mayミルフルール・フラワーデザイン (ブーケ、花の教室) 5月号 グリーンが本当に美しいですね。 花が終わった木々がどんどん新芽をだし、葉を茂らせ始めています。 梅雨入り前の若いグリーンは緑がとても柔らかくて、みずみずしさで あふれています。 淡い黄緑色のお花や葉は、全体を爽やかな印象に一役かってくれるので、 このシーズンはとりわけ大人気です。 一押しは、ハーブ系ですが、”アルケミラモリス”。 花のところがくしゃくしゃっと煙状になっています。 それを少し、硬派にしたのが、”ブプレリウム”。 額の部分が発達していて、特徴的なお花です。 (ほとんど葉物のような扱いで使いますが…)。 5月によく見かけるのが、あじさいを小ぶりにした形の ”ビバーナム”。 それから初夏にかけて出まわる”スモークツリー”も出まわる最初の時期は頭のところがきれいな黄緑色を しているんですよね。 バラでもめずらしいところで、”グリーンローズ”、それから、カーネーションで明るい黄緑の”ロイヤルグリーン”。 この中で聞いたことのないお花がありましたら、是非調べてみてください。とっても重宝するお花ばかりです。 じめじめ、暑さ、寒さ、といった、悪条件がないこの季節は、植物もストレスフリーでどんどん意欲的に 成長をします。ハーブ園のハーブも花盛りで見頃です。時期がちょっとtずれるとあまり見れなかったり することが多いですから、是非足をのばしてください。 生け方というと、お花を切って挿していく過程がクローズアップされますが、その前後の処理も 大切です。 構想を練り、手元にある花材で要素を見極め、思い描くデザインを完成させていくのに デッサンをすると、アイディアが、より具体的になります。描きはじめると、あそこは、ここは?と ポイントを認識することができますし、生けてる際の迷いが少なくなります。お花もいじっていると、 だんだん勢いも弱くなってしいまいますので、手際が良ければ良いほどお花のダメージも 軽減されます。 生け終えた後、中心があるか、動きがあるか、まとまりがあるか、指差し確認状態で、一呼吸置き、 客観的に見直します。 そして、その後の始末ですが、使わないで残った葉のついた茎などは、長いものは鋏を入れ、 茎を20CM程度ずつに短く切ってまとめます。 切り落しの長い茎のままですと、ごみ袋に入れるときに、ずぶずぶささって、袋が穴だらけに なってしまいますので、処理のしやすい様に、細かく切ります。 |
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