フラワー・ブライダルブーケ・アレンジメントレッスン・ウェディング・会場装花 ・ミルフルール・フラワーデザイン Mille Fleur Flower Design 通信 vol15. Oct. 03

ミルフルール・フラワーデザイン
(ブーケ、花の教室) 10月号


とうとう今年も秋のブライダルシーズンに突入しました。
秋は気候も安定して過ごしやすい一番いい季節なので、
この時期にブライダルをご予定される方が多いのもも
っとものことです。

この季節、旬のお花は何でしょうか?という質問を
よく受けますが、この季節は、菊のお花なのです。


菊は仏花のイメージが強いので、まず一般的なブライダルの花材にすることはありませんが、ピンポンマムは
人気があります。

フランスでは菊の花は高価で、恋人に贈るお花の一番人気とフランス人の知り合いがはなしていました。
これが、日本でしたら、おそらく女の人は即刻背を向け、家に帰ってしまうかもしれません。

デルフィニウムは透明感のある素敵な花をつけるライン状のお花ですが、ヨーロッパでは
この花が日本でいう仏花のイメージが強いらしくて、ヨーロッパから嫁いできた花嫁のために、
この花を生けてしまって、大失敗したというデザイナーの話をテレビ番組でやっておりました。
デルフィニウムはバラでも比べ物にならないぐらい高価なお花ですし、ほんとうにそれだけ張り切った
ことと察します。
ここまで極端ではないにしても、多かれ少なかれ、お花の好みは同じ日本人でも好き嫌いは
図り知れないものがあります。
お客様から依頼を受けての仕事となると、自分の個性をいかしつつも、お客様の好みにより近づけるよう
努めるのが第一となります。
一般のお客様でなくて、メーカーさんのデザイン担当の方とお話していても、
あるところでは大絶賛のアレンジが、あるところでは気に入っていただけなかったり、
答えなんてなく、自分が間違っているわけでもなく、いきつくところは個人的な嗜好につきるのです。

いろいろな方とお話していると、多い分サンプリングがとれますし、分類も出来てくるものです。
少しお話して、好きなものを2.3ピックアップしていただくと、この傾向かな、あの傾向かな、と
おおまかな予想が出来るようになります。
答えもなく、きりもない、だからお花はやめられないくらい、楽しいのです。

 お花の生け方  Part.15
少し大きなものをいける場合には、その土台となる骨組みが必要になってきます。
大作はどのようなフォルムで作るかによって、その土台から作り上げていかなければいけない
大工作業でもあり、何人もの人が力をあわせて、ひとつのものを作り上げて生きます。
この骨組みのことをストラクチャーといいます。
アレンジが完成した時点でこのストラクチャーは表面上全く見えてきません。
よく皆さんがいけるアレンジでいうと、オアシスのようなものと考えると、アレンジの種明かし
ですから観客から悟られてはあまりよろしくないものだからです。

アレンジの全体像をみて、その骨格を知ろうとする姿勢、可能であれば、製作に直接たずさわるのが
一番の上達の近道です。

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