![]() ミルフルール・フラワーデザイン (ブーケ、花の教室) 9月号 お待たせしました。ミルフルール通信も再開です。 涼しかった夏も終わりを迎えました。 7月8月もブライダルの仕事が多かったので、この涼しさに 大変感謝してます。 真夏にジュリアのブーケはまず出さないのですが、 今年ばかりは例外的に注文を受けさせていただきました。 市場の棚もだんだんにぎわいを帯びてきました。 白、グリーン、ブルーが人気の花の色目でしたが、 9月になるとぐっと渋い色目が注目されてきます。 こちらのアレンジはテディベア、シルバーフォックスバラ2種と、セダム、実物のシンフォリ、アストランティア、 アルケミラモリス、レースフラワーをあわせ、全体的にピンクのシルバー系でまとめてあります。、 平日お休みを2日ほどいただきまして、蓼科に行ってまいりました。コスモスが満開でした。 いつも泊まるホテルがあります。コロシアム・イン・蓼科というホテルです。 ハーブをたくさん使ったおいしいお料理、さりげないけれども、とても行き届いたスタッフのサービスが心地よく、 他では味わえない居心地のよさを覚えます。 贅沢をする、というわけではないのですが、ちょっとした心遣いや言葉の受け答えでこんなに幸せな気持ちに していただけるのかと、一流のサービスを受けることの大切さを感じております。 人生の大切なシーンで少しでも心に残り、温かい気持ちになれるようなサービスを心がけているわたしにとって、 このホテルはかけがえのない教科書であります。 花の見栄えは花材の選択で8割がた決まってきます。 他の芸術と違って、素材にかなり頼っている度合いが高いです。 それなりにかわいらしい花を選ぶと、初めてお花を生ける人でも、可愛らしい出来上がりになるのも事実です。 それ故、手軽に楽しめる趣味にもなりとても間口は広いのです。 そこで色や形、質感を分析してみると素材の幅がもっと広がります。 思い描いたデザインに、いろいろ当てはめてみるのです。 花だけに制限することなく、野菜や、粘土、ガラス、リボン、紙、生地、思いつくものを組み合わせてみるのです。 それを繰り返すことによって、表現の幅が一層広がってきて楽しくなります。 花に頼らなくても、自分だけの花を創造りだすことが可能になるのです。 |