Mille Fleur Flower Design 通信 vol2. Julyミルフルール・フラワーデザイン (ブーケ、花の教室) 7月号 8月はレッスンお休み予定ですが、レッスンのご希望、ご相談等ございましたら、 どうぞご遠慮なくお申し付け下さい。 夏場はどうして花もちが悪くなりますが、こんな楽しみ方はいかがでしょうか? ガ−べラの色も褪せ、花びらもくったりなっていてもそのまま部屋に飾りつづけて いたら、そのうち、芯のところに綿毛が出来、とびはじめました。 あー、タンポポと おんなじ仲間だったんだなぁとしみじみ体感するのも感慨深いものです。 (水はまめに替えないと、腐ってしまうのでご注意を…!) 今の季節のお花ではありませんがスィートピーは、飾っていたら、花が終わって サヤエンドウの形をした豆ができ、そう言えば豆科の花だったなぁと思いがけない 収穫に心踊ったこともあります。 茎を切られて出荷された時点でお花はいったん生を奪われますが、器の中での 小さな命を見守るのも、花好きにはたまりませんね。 7月にはハーブのポット苗がたくさん出回りますので、グラスにラフにさして飾る とそれだけで部屋の空気が爽やかになります。ミントやアイビーですと、しばらくして ひげ根が出始めますので、根が長くなったところで土植えするとどんどん再生して アイビーは蔦に成長してくれますし、ミントは繁殖していきます。 お花の生け方 Part.2 アレンジメントとはそもそも日本語で生理整頓と訳せます。と、いうことはお花の 整理整頓?? 自然界ではある一定の秩序の下に植物が存在しますが、それは とても 壮大なスケールでのお話ですので、野原から切り取った草花をそのまま 器に移しても、その小さな範囲では美しくは見えません。 生け手が器の中である一定の秩序の下に生けることにより、花々はまた、輝きを帯びてきます。 器は舞台、花々は女優。 生け手である監督は ドラマの筋書きを決め、数ある 役者の中から、主演女優を決め、脇を固めていく作業をします。主役がいてこその 相手役であり、その逆はありえません。脇役はどこまでも主役を引き立てる様 終始します。脇役が目立ちすぎると、メリハリのない、ぴんぽけの作品となって しまいます。 これはそのまま花生けの際の段取りに当てはまります。 |
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