COLUMN | ||
洗濯機 | ||
2001.10.5 |
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昨年、我が家の洗濯機を買い換えた。いまどき2層式を十数年使い続けてきた。特に壊れてもいない洗濯機。やはり手間がかかり、家族も増えるとあって世代交代の時がきた。 電気屋にはたくさんの洗濯機が並び、2層式自体殆どみない。いろんな商品がある。動いているものをみてもうちのあれみたいに音がしない。これには驚いた。電気代が安いというものが多かったが何とくらべて半分とか3分の1といっているのか不明瞭で根拠がわからない。でも、良さそう。電化製品なんて日本製は性能いいし安けりゃいいじゃん、の世界なのだが、結局ステンレスのカビがつかない…にこだわって購入した。 最近になってなんと洗剤の要らない洗濯機というものが某家電メーカーから発売されている。普通の汚れは電気分解してしまい、洗剤は要らないのだという。怪しい。しかし、実験されたものをみると汚れは落ちている。これに対し、洗剤メーカーの組合が、汚れは落ちないとか衣服が傷むと発言しているのをみた。ちなみに、汚れがひどいときは洗剤を使ってくださいと言っていた。 ご存知かどうか、市販の洗剤には合成界面活性剤が3割近く混入している。これは、プランクトンや川魚などの環境に変化を与え、川自体の生物、食物連鎖にまで影響を及ぼしている。衣類を痛めないのかもしれない。だが、自然や地球、人体に害はないのだろうか。 僕は頭の構造が複雑で洗濯機ひとつみて実際はこれ以上の多くのことを考え、時折悩んでしまう。悩んだ結果、洗剤の要らない洗濯機というものは、すごく地球環境に優しい大発明ではないだろうか。そして全自動洗濯機が標準化したように、この家電は近い将来標準化してしまうのではないだろうか。 |
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