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COLUMN
祝いめでた

2001.12.19


街はすっかりクリスマス。忘年会シーズンに突入し、強制年末モード。みなさん公私共にお忙しいことと存じます。さて、この時節だからというわけではありませんが、ちょっとローカルな疑問を持ちました。それは博多祝い唄、通称『祝いめでた』です。
博多ではご存知のとおり山笠があり、山のぼせと言われる山かきが仕事を休んででも山をかき(かつぎ)ます。僕は、機会がなくて出たことがないんですが、これはかなり神聖なる行事で所謂神事。山のぼせにとっては、1年を過ごすのも山が中心の社会・行事の構成になっており、博多区役所に山の時期に行っても職員はあまりいないとまで言われています。その山笠のクライマックス『追い山』のときの櫛田入で合唱されるのが、この『祝いめでた』なんですが、博多では何かとコレを唄うことが多いのです。しかも忘年会の最後に唄って終わりとかそんな展開です。
今回は遂に歌詞を入手しましたが、実は10年ほど前に大阪で全国展開の法人全国納会で合唱したことがあります。そのたびに不思議なのは若松さまって誰だろうということです。これは解説をみてもわかりません。これとセットで博多一本締めというものもあり、そろそろ僕もこのあたりを制覇しようと思います。



  博多祝い歌(祝いめでた)

     ♪ 祝いめでたの若松さまよ 若松さまよ
        枝も栄ゆりゃ葉も茂る
        ※エイショウエ エイショウエ ショウエイ ショウエイ
        ションガネ アレワイサソ エサソエ ションガネ

     ♪ さても見事な櫛田のぎなん 櫛田のぎなん
        枝も栄ゆりゃ葉も茂る
       (※ くりかえし)

     ♪ こちの座敷は祝いの座敷 祝いの座敷
       鶴と亀とが舞い遊ぶ
       (※ くりかえし) 

     ♪ こちのお庭にお井戸を掘れば お井戸を掘れば
       水は若水黄金がわく
       (※ くりかえし)

     ♪ 船は大黒船 船頭さんな恵比須 船頭さんな恵比須
       乗せたお客が福の神
       (※ くりかえし)

     ♪ だんな大黒さん ごりょんさんな恵比須 ごりょんさんな恵比須
       でけた子供が福の神
       (※ くりかえし)


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