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COLUMN
Sweet Luv X’mas 

001.12.21


福岡にクロスFMという良い放送局がある。そこのイベントに行ってきた。『Sweet Luv X’mas』というスペシャルライヴだった。出演者は、キタキマユ、Neo、傳田真央、AIという女性R&Bシンガーばかり。昨年、ケイソン、JIN、椎名純平、AIというイベントに行ったが結構良かったので、今年も行くことにした。今回の出演者、かなりクロスではオンエアされているアーティストだが、一般的にはマイナーで誰に言ってもほとんどわかってもらえなかったし、僕も詳しくは知らなかった。

12月19日IMSホールにて

●キタキマユ
ホワイトクリスマスを唄う。アコースティックなパーカッションとギターのシンプルな構成で聴かせに入るが、なかなか客との間の距離は埋まらない。淡々とした喋りで地味な感じとギャップのある星条旗のブラウス。ちょっと違和感がある。歌は上手い。

●Neo
なんと、甘く危険な香りからスタート。彼女の名前知りませんでした。サングラスをかけたままで顔は良く見えませんが、唄が上手い。2月リリースの新曲も披露。えらくいい曲で僕がFMで企画するならヘヴィーローテーションは間違いない。Alfe のカヴァーがすごく印象的でした。

●傳田真央
みつめて欲しいのカヴァーからスタート。これが、今日発売というカヴァーアルバムの曲なのか、Holyday(マドンナ)やTrue colors(シンディーローパー)など80年代のカヴァーだという本人が80年生まれというのも驚く。カラオケでの唄なのにフェードアウトするオケばかりでちょっと辛い。新曲ではフューチャーしたAIが登場して騒然とした。Happy X'masも良かったです。話題のOne Last Kiss が流れ間奏部でホワイトアウトの織田裕二のような格好をした謎の女が乱入し、ラップを発する。AI本人だった。会場は騒然となり座ってたやつらが一斉に立ちあがってしまった。もう少しシングルカットの曲が聴きたかったです。

●AI
この人がとりというのもクロスのイベントだからこそ。僕のお目当ては彼女でした。昨年のライヴでの衝撃の余韻は今でも福岡に残っていて、すごくいい意味で黒い感じのソウルのあるR&Bシンガーだ。すごい歌唱力に加え、大好きなHIP HOP、特にラップはかなりHEVYなスラングとアクセントで挑発的しかも格好いい。中学卒業後LAのアートスクールに進学、ダンスを専攻。その後98年にMary J.のバックコーラス、JanetのPV参加というかなりすごい経験を積んでいる。こんなアーティストがちゃんとブレイクしない日本の音楽業界はおかしい。そして福岡でFMで聴けるのは嬉しい話。この4人の中でも特に特にお薦め。お気に入り。
のっけからDJのソロスクラッチ。すごいです。やりすぎです。これクラブなら大騒ぎになってます。そんな意味では、ココがIMSホールだったのは少し失敗かもしれない。椅子があるのが良くない。しかし、ほぼ総立ち。興奮の坩堝。彼女が登場してアオリが上手いというかすごい英語と日本語(鹿児島弁)これが、ブラックミュージックにあうんですね。Yo, What's up ?こんな単純な英語が格好良く喋れるアーティスト日本人じゃ彼女くらいです。m-floよりいいですね。歌が上手いし、曲がいい。
徹夜で作詞したというラストの白い恋人達の英語カヴァー、そして間奏の恋人達のクリスマスでは、原曲と同じ唄いまわし。これでわかったことは、マライアキャリーよりも上手いということ。しっとり唄い、楽しく喋り、かっこ良く叫ぶ。
突然のアンコールでは、ホイットニーを唄おうということになり、キーボードに何か弾いてとそれだけで一曲完璧に唄ってしまった。ボディーガードの挿入歌なのでこれをイキナリ歌えるというのもすごいです。観終わったあと速攻でCDを購入、連れも買ってました。が、これがまたすごく良いのでお気に入りに入ります。

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