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COLUMN
約束の日

2001.10.14


『カントリーゴールド』という言葉を初めて耳にしたのはちょうど2年前の今ごろだった。なんだか独特の響きがある。友達がその『カントリーゴールド』という言葉を口にすると何処か遠くをみつめて目がキラキラと光っていた。どうしても気になっていろいろと聞き出した。
いまになって調べると、1989年に第一回目がスタート。回を重ねる毎に多くの人々の認知を得て、確実に世界に誇れる閣内唯一最大の『インターナショナル・ミュージックフェスティバル』と記されていた。しかし、彼の言葉にはそんなミュージックフェスティバルという言葉すらなく、とにかく楽しくて、みんな友達になって、また来年…。そんな抽象的で漠然とした言葉ばかり。しかしその目はどこか遠くのその日をみつめている。得体の知れない魅力を感じた。
毎年10月の第3日曜日の『約束の日』に阿蘇のアスペクタというイベント会場に全国各地から多くのサポーターが集結するという。更に聞き出すと、思い思いのウエスタン、カントリー衣装に身を包み、そんな人々ばかりが多数集まるらしい。なんだかほんとに楽しそうだ。
阿蘇のアスペクタというイベント会場のオープニングイベントで行われた伝説のライヴ『ビートチャイルド』というのがあった。生涯忘れられない嵐のライヴ。この話はまた別の機会にしたい。そんなことも考えるとアスペクタという場所が聖なる場所であるかのようにすら感じてくる。
ある日、大好きなビフテキ屋、うえすたんに行くと、いつものカントリー風の装飾の中に良くみるとカントリーゴールドのポスターやタペストリーなどたくさん発見して「これだ」と、はじめてカタチを目撃した。このお店のユニフォームってウエスタンハットやジーパンでカントリーゴールドそのもの。といっても僕もみたことがない想像の域でしかない。
いつも気になるカントリーゴールド『約束の日』まであとわずか。

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