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COLUMN
シートベルト

2001.10.21


いつの頃からか、シートベルトの着用が義務付けられて、車に乗るのにシートベルトうを着けなければならなくなった。安全性も省みるとかなり有効な自己防衛だとも思えるので、癖になれば逆にシートベルトが無いと落ち着かない。しかしながら、夏の暑い日は別問題。鉄の止め具が熱くなっていたりするので乗車してシートベルトが出来ないこともある。
そんな夏のある日、自宅への帰宅途中のことだった。交差点を走っていると何か通りすがりにジェスチャーが見えた。なんだろう。よくわからないまま通り過ぎ、ミラー越しにみると派出所のようなところにパトカーのような車が停まり、おまわりさんみたいな人が棒を振っている。そして、よくみるとこっちに向かって何か罵声を発している。交差点で車を停車するのもかなり危険な状態で何が起きたのか良く把握できないままでいると慣性の法則で車は遠ざかっていった。よくよく考えてみるとそれはシートベルトの検問だったかもしれない。僕はシートベルトしていなかった。気がつくとミラーからその姿も消えてしまった。もっとわかりやすくやらないと警備員と同じ様な格好で後ろから何か叫ばれても意味がわからないと、ある程度正当化しておくことにした。何か僕が間違って重大な行為をしているのであれば、連絡でもあるだろうと思った。しかしながら、いつまで経っても連絡などなかった。これは、正直者が馬鹿をみるというか、視力や注意力の高い人ならきちんと停車して切符を切られるということにならないか。再度同じ様な検問を今度は通り過ぎる前になんとなく発見したが、気付かなかったことにして、通り過ぎた。ミラー越しに何か手を振っていたが、そんな後ろばかりみてるわけにもいかない。やはり、何も起きなかった。交通整備をしているのか検問をしているのかもはっきりすべきである。
シートベルトは着けたほうがいいのはわかる。しかし、義務というのではなく個人の責任において着用すべきものではないだろうか。バイクのヘルメットやチャイルドシートも全く同じ理由から義務とするのはおかしいと思う。
安全のためシートベルトをなるべく締めましょう。

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