COLUMN | ||
はね | ||
2001.10.22 |
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5年ほど前にトイザらスで何故かバトミントンのラケットを買った。どうしてそんなものを買ったのか、当時の経緯を回想する。 大宰府の近くにみゆきスポーツランドというレジャー施設がある。そこで1日1000円ですべての施設を使い放題という噂を聞いた。当時、油山の麓に住んでいた僕は車で遊びに行くことにした。受付で申込をしていろいろと説明を受ける。テーマパークでつけるようなビニールのブレスレットを付け、プリペイドカードのようなカードを受け取った。これで、何回でも運動ができるそうだ。オートピンポン・スピードガン・バスケットマシンなどのゲーム機のような機械、卓球やプレステまである。テニス・ゴルフは30分くらいだったか時間制限がある。存分に利用するため卓球などをやってテニスを申し込む。テニスなんてやったことがない。そんな人が2人でテニスなんてやっても、結果は最悪。テニスなのか素振りなのか良くわからない。球は一方通行で帰ってこないまま、拾っては打ち続けた。これが何故か面白くて、テニスやってみようと思い始めた。そんなある日、気がつくとトイザらスのスポーツ用品売り場の前で腕組みしていた。確かに最終的にやりたいのはテニス。それも黄色いほうの球。しかし、それだけの場所とか技術にとんと自信が無かった。そこで協議した結果、急遽バトミントンをしようということになった。これなら多少場所的にも公園や駐車場でできるだろうし、テニスに比べると簡単に思えた。しかも、道具が安い。購入したバトミントンセットは、それ以来ずっと車のトランクの中に入っていた。 つい先日、運動不足の解消と健康のためにバトミントンセットの袋を開けた。まだ値札が付いていた袋はハサミで破った。オレンジの堅い羽根がひとつ付いていた。ラケットは2つあるので早速細君と打ち合った。2人とも運動神経が鈍く、打ち合うとは言っても、羽根は帰ってこない。拾っては打ち、打っては拾う。 いつのまにか黄色い軽い羽根にグレードアップし、かなり上達した。しかしながら、バトミントンの羽根は風に弱く、ちょっと吹くと飛ばなかったり飛びすぎたりする。これは、室内競技だ。テニスのラケットを手にするのはいつになるのだろうか。 |
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