| COLUMN | ||
| きつね | ||
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2001.10.29 |
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| 細君の実家に行った。本来帰省というべきところだが、近いのでそうは呼ばない。 細君の７人兄弟の三女が突然現れた。すると、家の中をぴゅんぴゅんと走り回る音が聞こえた。何でも最近犬を飼っているらしかったので、当然犬が現れたと思った。音が近づいた刹那、僕の目の前をぴゅんぴゅん飛びまわった。犬にしては小さく、猫のようにも見え、しかもすばしっこい。実家で買っているプードルに追っかけられて３回転する間に６回転くらいしていつのまにか追っかけてる。僕の知っている犬とは異なる生物のようだ。 ぴゅんぴゅんと駈けずり回り、あちこちに小便を垂れる。マーキングだか良くわからないが、生まれたばかりだという。一瞬きょとんと立ち止まる。立ち止まるそれは、犬ではなくきつねのようだった。大きな耳に小さな体、とがった顔。 チワワの一種というが、毛も部分的に生えている。とても可愛い、やはり犬だった。 |
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