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COLUMN
崖っぷち

2001.11.18


またしても博多の森へサッカー観戦に行った。癖になると通いたくなる。いや、絶体絶命の危機だからだ。
JリーグはセリエAのようにいつからか、1部・2部に別れ昇降格を毎年行うようになった。2部リーグだったサッカーチームを誘致し誕生した福岡ブルックスはこのシステムの導入で見事にJ1昇格を決めた。
以来毎年のように下位2チームと所謂崖っぷちランキング争いを繰り返し、いつのまにか落ちそうで落ちない受験生のお守りにもなったという
残留を決めてきた。今年はシーズン中に大幅な戦力の補充などをして息を吹き返したかにみえたが、最悪の事態となった。下位2チームの枠に収まってしまった。既知のとおり、下位争いをしているのは、かつてのJの優勝候補ヴェルディとマリノスだ。信じられない。
ホーム最終戦となった今日の試合、エスパルス相手に前半押し気味に進め2−0と優勢で折り返すも、後半終了3分前に同点に追いつかれ、延長前半Vゴール負けと前々節のジュビロ戦と同じ負け方。博多の森は1万5千を超す大観衆もため息に包まれた。たしかに日本代表のDF・MF陣がずらりと並ぶ布陣は脅威でもあり、やはり上手さがある。しかしそれでも勝てる力があっても何処か勝機を逃している感。この勝てる試合を落とし続けたツケだ。残り1試合アウェーだが、全力でぶつかり結果は福岡市民として受けとめなければならないだろう。

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