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COLUMN
21世紀初日

2002.1.3


21世紀初日、2001年の1月1日。その日、我人生最大の出来事が起きた。娘が生まれた。今更の感が否めないが、今だから話せる話。
年末、妊娠した細君を放置してMisiaの年越しライヴに行こうなどと企んでいたが、チケットも獲れず、自宅にいた。年が明ける寸前、細君が苦しみだした。それでも、バルコニーから海の中道の花火をみていた記憶もある。大晦日年が明けて、初詣や正月の走り初めの刻に車に乗り込み、病院へ急いだ。ものすごく寒い夜だった。真っ暗な裏道を走り、深夜の人気の無い病院へ辿りついた。
それから元旦の昼ごろまで言いようの無い大変な思いで彼女は誕生した。
彼女の誕生は、ある霊感の強い尼さん(恩人)から元旦に誕生することを予言されていた。まさかの元旦出産に驚いて尼さん(恩人)に電話するとわかっていたことだと言われたが、誰よりも喜んでくれた。
こんな簡単に書けるようなことではなかったんだけれど、とにかくそんな1日が僕の、我が家の21世紀最初の日で死んでも忘れない出来事であったことだけは間違いない。今思えば、去年1年がそんな感じだった。
去年の今ごろ、毎日病院にすっ飛んで行ってた自分を思い出すと我ながら関心してしまう。

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