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COLUMN
Three Minutes Happiness

2002.1.19


先日キャナルシティ博多に行ったときのこと、メガバンドールというダイエー系列が入居していたビルに新しくできたファイブ・フォックスのテナントをぶらついていた。この一等地に広い敷地を占有して、大きな空間に大きなディスプレイをしてビル全体をかなり改装してあって、とても面白い場所だった。
ファイブ・フォックス、ご存知のかたも多いと思うがコムサ・デ・モードというDCブランドブームを作った代表格で、最近ではISMといういろいろな自社ブランドをそろえた売り場を展開していた。最近では以前のような高級とういうか割高感が薄れ、ちょっと安めのカジュアルな印象も受ける。
そんなファイブ・フォックス渾身のアンテナショップ。1階から、子供服やマタニティなどさまざまなブランド名で入っている。しかしながら同じ売り場に10分以上いるのが嫌いな僕は、すぐに2階へと上がった。すると、飲料を置くショーケースのようなところに何故か食器が置いてあり、それが食器売り場であることにしばらくして気付く。その値段に100円というのが目につく。わりと洒落た感じだ。周りを見ると300円くらいを主流に100円から1000円までの日曜雑貨が無印や100円ショップのようにものすごい量で販売している。置いているものはフラン・フランに置いてあるようなちょっとPOPで洒落た感じのものばかり。商品を手にとってみると"Three Minutes Happiness"と書いてある。いい名前だ。そしてファイブ・フォックスとも書いてあった。なるほど、これがこの会社が無印や100円ショップに対抗して作った独自ブランドなのだ。10分以上同じ売り場にいれない僕は、足早に売り場を物色し、買物をして上へ上がった。5階に話題のラーメンスタジアムがあるが、行列ができている。並んでラーメンを食べるのが解せずに、外へ出た。
この"Three Minutes Happiness"というショップ、初めて訪れたがMONOコムサよりも安くて面白い。これなら、100円ショップや無印に勝る要素があるように感じた。僕が10分しかいれない売り場は3分で人をシアワセにできるというが、書いてあるが、個人差があるのかもしれない。

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